こんにちは、皆さんはエンジンオイル交換は定期的に行えてますか?
「あまり走ってないし、まだ汚れてないし交換しなくて良いや」
って交換してない人いないですか?
結論!!
サーキット走行など過度にエンジンに負荷をかけていない限りは3000km又は6か月で交換しましょう。(実際私もこのサイクルで交換しています)
メーカー推奨の交換サイクル。(取説やHPに記載)を確認すると250ccの車種だと5000km又は1年と記載してあったり400cc以上だと1万キロ又は1年と記載してあったりしますが(車種や排気量毎に距離が違うのは常用回転数が大きく関係します)
3000km又は6か月で交換を行えば遅すぎるという事はまず無いでしょう。
あくまでもメーカー推奨の交換サイクルというはこのサイクルで行えば壊れないというだけなので、より良い状態を維持していきたいのであれば推奨よりも少し早く事をおすすめします。
これは何機ものエンジンを分解してきた経験から断言できます!
今回はそんなエンジンオイルについて基礎的な話をしていこうかと思います。
今回はオイルの種類・粘度・規格など細かい話は長くなるので置いといて。
- エンジンオイルの役割。
- なぜ交換が必要??
- 使用状況によって交換時期は変えるべき?
という疑問に答えていきます。
エンジンオイルの役割。
大きな役目として、
- 減摩作用
- 緩衝作用
- 密封作用
- 冷却作用
- 清浄作用
- 防錆作用
があります。
1減摩作用とは・・・
エンジン内部の金属同士の滑りを良くして抵抗を減らす潤滑油本来の働きのこと。
2緩衝作用とは・・・
ベアリングなどに大きな力が瞬間的に加わったとき、和らげ周りに分散する働きのことで、エンジン部品の保護をします。
3密封作用とは・・・
エンジンのピストンとシリンダーとの間のガスシールのことで、ガソリンが燃焼する部屋の気密性を高め燃焼エネルギー効率よくピストンに伝えることができます
4冷却作用とは・・・
文字どうりの働きであり、先程説明した減摩作用などの働きにより金属同士が擦れ合うと当然摩擦熱が発生する、その熱を吸収し各部品を冷却する働きのこと。
5清浄作用とは・・・
エンジンには金属の粉やガソリンの燃え残りなどが発生します。この汚れがエンジンを傷つけたり、1つの場所に溜まったりしないように循環し汚れをオイルに取り込みエンジンが綺麗な状態を保ちます。
6防錆作用とは・・・
文字通りであり、エンジンとは金属の塊なので当然錆びます。 各エンジン部品の表面にオイルがコーティングされることでエンジンを錆びから守ります。
なぜ交換が必要??
エンジンオイルは人間でいうと血液だ!!
という例えがよくされます。それだけでもオイルの重要性を感じますよね?
それほどエンジンオイルはバイクにとって大切なものなんです。
先程説明した6つの働きによりエンジンオイルは段々と汚れ最終的にはオイルの通路が詰まったりするなどして潤滑不良を起こし表面の油膜が切れ、最悪エンジン破損する事になります。
エンジンオイルは使用したその時から劣化し性能も落ちていくので、良い状態を保つためには定期的に交換する必要があります。
また、バイクを動かしていなくてもエンジン内部で空気に触れることで、酸化し劣化していきます。
なので、バイクに乗っていない場合でも劣化は進んでいくので機関で管理し交換する必要があります。
使用状況によって交換時期は変えるべき?
- 一回の走行距離が短くエンジンが暖まる前に停止する。
- いつも走っている道が坂だらけ
- 真夏の渋滞を多く走った。
- サーキット走行をした。
他のも考えられますがはありますがこういった環境で使用している場合は交換時期を早めてあげるとエンジンには良いと思います。
こういった使用状況で早めの交換を行う理由としては、オイルの温度上昇と水分が大きく影響します。 渋滞やサーキット走行などの使用下ではオイル温度が大きく上昇します。
オイルというのは高温状態が続いたり上昇しすぎると著しく劣化が進み本来の性能を発揮できなくなります。
又エンジンが暖まる前に止めたり使用する乗らない期間が長かったりすると今度はエンジンの結露でオイルに水分が発生し、水分を含んだエンジンオイルは本来の性能は発揮できなくなります。
しかし、3か月毎にオイルを交換したりするのは少し大変ですよね。
なので部分合成油、化学合成油などエンジン保護性能の高いオイル使っておくとエンジンオイルへの負担が減るため、 自分の使用状況に応じて良いオイルを選択し対応するのも一つの手だと思います。
「じゃあどんなオイルを選択すれば良いの?」
という疑問には自分が使用しているオイルなども含めて紹介していきたいと思います。
まとめ
・交換時期は3000km又は6か月
・交換を怠ると最終的にはエンジンが破損する。
・使用状況でオイル劣化のスピードが変わる。
・乗らなくてもオイルは劣化していく。
・良いオイルを自分の使用状況によって選択するのも一つの手。
オイル交換をしないといけないという事は、ほとんどのユーザーが認識していますが、
とても奥が深くバイク屋さんでもしっかり説明できる人は少ないと思います。
また、少し深堀して説明もしていきたいと思っているのでよろしくお願いします。
コメント